[ WORKS ] Audible movie

『雨ニモマケズ』
amazonの聞かせ読みサービス「Audible」

宮沢りえさんのなんとも心に来る朗読で始まるこの映像が公開され、
音楽を担当させていただきました。

バイオリンには白澤美佳さん。
ストリングスも全編レコーディングで、
本番当日は収録後に感動して拍手が起こる盛り上がりでしたっ!

小瀬村くんのツアーで出会った美佳さんとは、
ずっと一緒にお仕事がしたかったので嬉しかった。
思った以上のその表現力と理解力に感動。
またぜひご一緒したい。

声と音楽に、
ぜひ、耳を澄ましていただければと思います。

関係者の皆様、ありがとうございました。

Written by no.9 & Tomoya Ito
Played Violin 白澤美佳

https://www.audible.co.jp/

[ WORKS ] ユニクロ カシミヤ生産工場篇

ユニクロウェブサイト内のニット特集ページの
「カシミヤ生産工場篇」ムービーの音楽を担当させていただきました。

http://www.uniqlo.com/jp/store/feature/uq/knitcollection/men/

作曲は伊藤智也とno.9の共同作曲。

映像と音楽が高め合うこの感じが、
創っていてとても気持ちいい。

関係者の皆様、ありがとうございました。

[ WORKS ] 大すもうアプリとSMILE ATM

8月29日まで丸の内KITTEにて開催されている「はっきよいKITTE」
http://jptower-kitte.jp/sumo/

開催中は、[ すもう撮りカメラ ]というアプリで誰でも力士気分が味わえちゃいます。

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ということで、アプリ内のサウンドを制作しました。
「のこった〜のこった〜」「どすこいっ」などなどと言ってみたw。
もちろん僕の声とは分からないけど、おそらく凄く良く出来てます。

お近くに行った際にはぜひ体験してみて下さいね。

もうひとつ。

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現在、
PLAZA(元ソニプラ)などで、
笑顔の点数がその場で割引クーポン券に”両替”される「SMILE ATM」が話題になっています。
http://www.plazastyle.com/news/201508/smile-atm.html

1スマイルは1円分に相当し、1〜10,000スマイルまで10種類のクーポン券を発行。
輸入生活雑貨店「PLAZA」「MINIPLA」「QUOMIST」全店(133店舗)で日本全国を巡回するそうです。

効果音をサウンドデザインしました。
僕も体験してみましたが、マシン自体よく出来てるなぁと思います。

最近のサイネージものはほんとアイデアと完成度が高い。

みなさまもぜひ見かけたら、
自分の笑顔の価値を体験してみてくださいねw。

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[ WORKS ] 神戸アートマルシェ2015

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9月に開催されるアートフェア
神戸アートマルシェ2015 のWEBサイトが公開されました。

http://www.art-marche.jp/2015/

インタビュー記事
http://www.art-marche.jp/interview/09/

サイトのテーマ音楽と僕のプライベートスタジオ [ Studio no.9 ]にて撮影したインタビューを掲載していただきました。
神戸の街を撮影したタイムラプス映像と共に、音楽を楽しんでいただければ幸いです。

まだ訪れたことのない街。
ぜひこの時期に神戸に行ってみたいですね。

[ WORKS ] サウンド開発について

先日、2010年に担当させていただいたサウンド開発の仕事について大きな進展があった。

何度かそれについての取材やトークの依頼があったけど断り続けていたのは、
守秘義務の範囲が広く、僕が担当したことを公表出来なかったため。

その仕事自体が多くの反響を得たことも含め、
ようやくクライアントであるJAL様からのご好意で公表出来ることになりました。

先日、社内誌でサウンド開発について記事にしていただき、
当時担当してくださっていたS氏が会社に何度もお願いしてくれたおかげです。

担当してくれたS氏は、
本当に熱意と自社愛にあふれる素晴らしい方だったので、
一緒に仕事している僕も心から改革に熱を入れたことを覚えています。
気がついたらだいぶ出世されているようで、僕も嬉しい。

その仕事とは、多くの方が使用しているJAL様の国内線の自動改札機のサウンドです。
チェックイン端末など空港内の機器の多くに使用されています。

開発期間も約一年半という歳月をかけ、無難な機械音からの脱却という至上命題をかかげ、
「夢のある旅立ち」をテーマにサウンド開発に乗り出しました。
当初はコンペでのプレゼンで、他の大きな会社を相手にしていたので、
僕のようなフリーのサウンドデザイナーに依頼することは冒険だったに違いありません。

ただ僕には自信とそれを裏付ける根拠があったのです。
なぜ自信があったのか?

僕はプレゼン時から、テーマを基に実際の試作音を制作しました。
それはサウンドではなく、空港の空間音をデザインするというテーマでした。
人々の雑踏やアナウンス音それらすべてをどう活かすか。

まずは多くの雑音を収集して、響きなどをデータ化して、
そこを通りやすい周波数などを実際の空港で検証。
もちろん空港による床材や空間の広さなどで大きく変わるので、
それに対して狭い周波数で聞こえ方を調整し続けるという大変細かい作業でした。

グローバルデザインに基づいた周波数見知から信号としてのサウンドを調べ、
デシベル数と音の飛距離や、どのような信号に対して人が反応するかなどもデータ化。
優しいと感じやすい周波数や、嫌だと感じる周波数などは多くの方に聞いていただいて、
アンケート協力を得て特性を出し、感覚値を数値化し、データとして検証できたことは今後の制作にも多いに役立つことでしょう。

もちろんこれらの数値に関しては今後も公表することは決してありませんが。

様々な実験、実証、データなどを持って、最終的に「夢のある音」になったのかどうかは、
お客様の皆様がそう感じてくれたならと願うばかりです。

ただサウンドに限らず、国の玄関である空港のデザインやインフラ、サービスなどは、
世界中の空港が最先端の技術やアーティストによって各国のアイデンティティなどを表現しています。

日本の航空会社もそうあって欲しいと僕も思います。
実際にはそうしたくても、スピードやコストの問題からなかなかチャレンジ出来ないのも現実。

そんな中、
私のような一介のアーティストにそのようなチャンスと時間を与えてくれたJAL様と開発チームに心から感謝致します。

現在も鳴り続けるその音に、僕は生涯誇りをもってゲートをくぐることでしょう。

皆様もぜひこの機会にJALに乗ってみて欲しいです。
そして、ゲートをくぐる時に聞こえるその音は、たんなる信号ではなく、
多くの関係者の努力とデータと時間と想いがこもった「音」が鳴っていることに気づくと思います。

[ WORKS ] いいね!ニッポンの果実プロジェクト by KIRIN

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今回、音楽を担当させていただいたKIRIN様の「いいね!ニッポンの果実プロジェクト」
http://www.kirin.co.jp/products/rtd/hyoketsu/kajitsuproject/

ニッポンの農家は本当に素晴らしい。
四季は美しいが自然を相手に営むことは難しい。
だからこそ、彼らの手には力が宿っているのだろうと思います。

今後、様々な農家の方達を紹介していくそうです。
ぜひご覧ください。

日々もろもろと

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Dance of Shivaを終えて、久しぶりのno.9 orchestraでのライブを成功させたら、
すっかり気が抜けて一週間以上の風邪をひいてましたw。

仕事をしながらだったので長引いてしまって、今なお咳がでる〜(ノД`)
まぁ、養生しながらですね。

と思っていたら、ひょんなことから大きなプロジェクトが始まって、
とあるメジャーシンガーのプロデュースをさせていただく機会をいただきました。

まだ諸々内緒だけど、最近仕事でも着実に歌ものの仕事が増えてきていたので、とても自信がある。

物理的に工数が多くて、関わる人も普段の数倍多いから手間はかかるけど。
その子の歌を聞いたらすっかり気に入ってしまって、売りたいと思っています。
「売れたい」って思ったことは無いけど、「売りたい」って思うんだ。という驚き。

とはいえ、何しろ曲数が半端ないんで一ヶ月は休み無くやることになりそうだけど、
新しい扉が開くような期待感も、緊張感もある。

とっても楽しみだ。

[ WORKS ] Megastar 新番組 「 SPACE GATE 」

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日本が世界に誇るプラネタリウム、
Megastar( メガスター ) / Ohira Tech Ltd. ( 有限会社 大平技研 )

札幌もいわ山ロープウェイ・プラネタリウムで4/1から新番組 [ SPACE GATE ]の上映が始まりました。

昨年に続き、
番組の音楽をno.9とno.9 orchestraの伊藤智也で制作を担当させていただきました。

この番組の内容が秀逸で、
20分という中に凝縮された宇宙と最新のテクノロジー、人と未来など多くのことが語られています。
会場でしか体験出来ないので、ぜひ札幌に行かれる方はご覧ください。

関連リンク
http://www.megastar.jp/news/201504/071122.php
https://www.facebook.com/no.9.orchestra

[ DJ出演 ] 4.26 “10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE” Launch Anniversary Party

いよいよ全ての楽曲が発表された”10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE”
協和発酵キリンという会社の活動やコンセプトを10人のアーティストが10の表現で制作しました。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/10_sounds/

その完成を記念して、4/26に完成記念イベントが開催されます。
もちろん僕もこの楽曲を中心にDJしたいと思います。

artless presents
“10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE”
Launch Anniversary Party

2015.4/26. Sunday. 17:00-21:00.
At Yoyogi village music bar

https://www.facebook.com/events/620688408063817/

「10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE」は、協和発酵キリンのフィロソフィーを、10の視点から、10のアーティストとともに、10の音楽につむぐプロジェクトです。
http://www.kyowa-kirin.co.jp/10_sounds/

2014年10月の第1回「渋谷慶一郎 × バイオテクノロジー」の楽曲公開を皮切りに、「no.9、STUDIO APARTMENT、JEMAPUR、DJ KAWASAKI、blanc.、Open Reel Ensemble、i-dep、高木正勝、蓮沼執太+コトリンゴ」と第一線で活躍するアーティストが次々と楽曲を発表し、この3月ついに10曲の公開しました。

そこで、企画・クリエイティブディレクションを担当したartless Inc.主催による、全10曲の公開記念パーティーを開催します。

この日限り参加アーティストが集結し、そして、ゲストDJとして Yoyogi village music bar を音楽で彩ります。いい音楽と共にいいひとときをお楽しみください。

artless presents
“10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE”
Launch Anniversary Party
2015.4/26. Sunday. 17:00-21:00.
At Yoyogi village music bar

entrance fee: 2000JPY (+ 1 drink)

日時:
4/26(日)17:00-21:00

エントランスフィー:
¥2000(1ドリンク込)

場所:
代々木ビレッジ MUSIC BAR
http://www.yoyogi-village.jp/bar/

ゲストDJ/予定:
17:00〜 10 sounds of life science
18:00〜 no.9
19:00〜 Open Reel Ensemble
19:30〜 JEMAPUR
20:00〜 DJ KAWASAKI
20:30〜 DJ JIMIHENDRIXXX (a.k.a Keiichiro Shibuya)

主催:
artless Inc.
http://www.artless.co.jp/

音楽の強度

クラムボンが新譜を出すにあたってのインタビューがあったので、
ほんと何気なくそれを読んでいた。

クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
http://realsound.jp/2015/03/post-2808.html

彼が言う。
「もうバンドという形態は今の時代(商業的)には無理だ」と。

時代がEDMやボカロ、アニソンとどんどん生き残れる音楽を生み出しているのに、
なんとなくとか、雰囲気とか、そういう曖昧な感性とか時代遅れだと。

ミトさんの音楽はとても好きだし、
同世代の音楽家としてもリスペクトしつつ、
概ねなるほどと思いつつ、どこかひっかかる部分を持ちつつ読み進めた。

音楽を仕事にしている人は、
音楽を考えない日はない。

昨日の「良い」が、今日も「良い」とは限らない。
時間と同じく、自分も進んだり(戻ったり)絶えず動いているのだから。

何よりも、常に今を「最高」とは思わない。

だから、
音楽で生き続けていくというプレッシャーは絶え間なく襲い続ける。

クラムボンくらい売れていればと思うかもしれないが、
逆にむしろハードルは日々上がっていくんだろう。

僕もバンドをやっていると、
自分の音楽に対する飽くなき情熱とスピードに違和感を感じることはある。
それとは別に得るものもあるけどね。

記事を読みながら、ボカロPの色々なYoutubeを見てた。
楽曲自体はよく出来ているし、完成度も高い。
特にアレンジはどれも素晴らしいし、勉強になる。

だけど、正直あまりピンとこなかった。
これが彼の言う音楽の強度なのか?

だけど、記事の最後にクラムボンの新曲 [ yet ]を聞いた時、
身体中に血が駆け巡り、うかつにも涙した。

あ、俺もこのままじゃ駄目だw。
プロフェッショナルを改めて目にしたんだ。