悪魔と天使(Mac編)

台風一過のある日。
その出来事は突如として起こったのである。

こういう仕事をしていれば、いつだって起こりえることを皆知っている。

 

そして実際に過去にも何度か経験しているのだが、何度経験しても同じ状況はない。

 

まるでコンビニにでも行こうかと外出したら、
そこはドラクエのダンジョンだったかのような知識と勇気の戦いが、
とても無防備な状態で、なおかつ、あえてその日を選ぶかのように幕を開けるのです。

 

そう。

それは依存度97%を超える愛機Macの突然のクラッシュ。

 

愛すべきMacちゃんだが、
こればかりはツンデレ具合にもほどがある。

 

その日は、前日に依頼された「翌々朝納品」という、これまたよく聞く過酷な仕事のまっただ中。

 

とはいえ、こういう過酷なご依頼を十年以上やっている僕には(言い方悪いけど)思いのほか楽な制作だった。(だって翌朝じゃないしね)

なので、クライアントが思うよりもさらに先手を取って、完成度を高く、さらに早くを目指し、
完成させ、いざ「納品」というまさにそのとき。。。。。。。。。。

 

ジジっっっ…ジジジ…。。。。。。。。
画面に一瞬のグリッチ。

ん?

書き途中の納品メールの画面が大きく乱れたっ。

 

目をこすって、もう一度書き始めると、
ガガガガッっっgぁpどpd[。

「あ、やばい∑(´□`;) 」

と思ったときにはすでに時遅し。。。。

 

IMG_3130

 

ピーーーーーーーーー ̄Д ̄ーーーーーーーーー

(実際には音は鳴っていない)
僕の頭の中です。

「うん、見たことないほどシンプルなデザインだね」
がしかし、こんなに嫌いなストライプは無ぇー。
ふぅ〜っと、一服。

ε-(;゜:ё:゜;蒸)y──┛

まだ、戻るかもしれないしね。

ここで一番やってはいけないことは、
慌てることだよね。
焦って余計なことをすることだけは避けねばならない。
叩くとか、まぢもってのほかっ。
ふふ。僕は余裕だったね。

ε-(;゜:ё:゜;蒸)y──┛

何しろほとんど寝てないし、ナチュラルハイだし、な…慣れてるしね。。。。。

写真を撮る余裕さえある。出来る男だ。

ε-(;゜:ё:゜;蒸)y──┛

IMG_3130

 

画面には何の変化も訪れないので、
珈琲を淹れてみる。

ゆっくりね。

「うまい(*´з`*)」

と、ここでFacebookに投稿。

書いてすぐに激闘の猛者達から温かいメッセージをいただきました。
「おめでとう」
「戦いの火ぶたが切って落とされたね」
「バックアップは大丈夫?」
などなど、温かい。

がっ、僕のプライオリティは「すぐに仕事に取りかかること!」だったのです。

幸いにもまだ午後14時ほど。納品のリミットまで18時間ほどある!!!!余裕だ。

唯一の気がかりは、17時から20時まで別案件のスタジオがある。
ということは、Appleストアがオープンしている21時までそれほど時間がない。

 

 

選択肢は、三つ。

1、今持っているMacbook Proで作業をする。(最新だが、音楽制作のソフトが充分に入ってない)

2、新しいマックを買う。(これも当然だが、ソフトは無い。がっ、タイムカプセルという希望がある)

3、この壊れたMacのHDDを取り出す。(生きている保証は無いが、試す価値はある)

 

この三つの選択肢を見たとき、真っ先に思ったのは1番だ。

まずは仕事を終わらす。
これほど安心することはないだろう。

しかし、肝心のソフトをインストールするには相当の時間がかかる。
音楽のライブラリは異常に重いのだ。

僕がメイン音源とするNI社のKOMPLETEは数日前に10にバージョンアップしたばかり。
インストーラーは外付けHDDで、約500ギガ。
インストールには数時間はかかる上に、バージョンアップを重ねているために、
なんと下のバージョンからインストールしなければならない。

∑(´□`;)

無理ぽよっ。

となると、ベストを尽くすには、今入っているソフトのみで制作することだったが、
逆にそれは保険としてとっておくことも出来る。

ここまで約3分の悩みだったが、僕は決めた。
全部実行してみよう!
迷うよりも、まずは行動だ。

 

すぐさま着替え、脇汗ビッショリでAppleストア渋谷へ。
さすがにMac本体を買う気マンマンの鼻息の荒い客には、スペシャリストを用意してくれた!

Brian。(ブライアン)
5カ国語を操るというナイスガイは、気さくでめちゃくちゃ好印象だ。

英語を苦手とする僕も、5メートル離れた人にはさぞやデキル人に見えたことだろう(o゚▽゚)o

しかもブライアン!なんと、音楽機材〜制作まで出来ると言う!!!!
出来すぎる男だ。

『完敗』という言葉を胸に刻みつつ、
僕がどのような機材とアプリを使って、
どのくらいのMacのスペックを求めているのかを瞬時に判断してくれた。
wavesUAD2、さらにはピアノ音源ivoryストリングス音源Viennaなど処理能力を必要とするソフトまで理解してくれた。

さすがだ。ブライアン。さすがすぎるぞ。

すでに金銭感覚までやられていた僕はカードで買うのをいいことに、
最高スペックを注文しようとしていたその時。

ブライアンは言ったね。
「大丈夫、大丈夫、そんなにスペック必要ないよ。」
「だけど、メモリとApple Careだけは付けた方がいい。最新のiMacは開けるところがないからね!」
とりあえず神と認定した。

ほんと神に見えていたから、僕の口からは「うん」しか出ない。
たぶんブライアンが壷を勧めていたら買ってたね。俺。

それなのに最初の最高スペックの見積もりより半額くらいで購入することが出来た。わーい。ヽ(*´∀`*)ノ
そういうのありがたいよね。信頼できるよね。大切だよね。うんうん。

HDDの増設や、メモリの増設には数時間かかるので、
その間に別件のスタジオへタクシーで直行。
何事も無かったかのように大切なMAをこなし、ネタとしてMac話をしつつ、予定通り20時に終了。

ブライアンは20時40分までに来てねって言ってたから、広尾から電車でも充分に間に合う。

しかし僕にはもう一つ買わなくてはいけないものがあった。
忘れてはならない。

救済の3つの選択肢の3番。
壊れたマックからHDDを取り出し、それを入れる空ケースを買わなくては。

しかし、これは移動中に交わしたNANO-GRAPHの盟友植松氏からしっかりと教わっていたので、
買うべきものがビックカメラにあることは知ってるんだぜぇーーーーーーーヾ(≧∇≦*)ゝ
植松さん、ほんとありがとう!!!(※神2認定)

植松さん曰く
———
HDD抜き取ってこういうのに刺して新しいマックに繋ぐと、移行ツールってので前の環境アプリケーション込でそのまんま復活できますよ。
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/catalog/detail.jsp?JAN_CODE=4936014743236&source=googleps&gclid=CLf7ici8l8ECFZYGvAodpm8AAA
———

そう、渋谷駅は目の前にビックカメラがあるではないか!

着くや否や、PC関連機器を探すと4階。。。。。。(悩)

高所恐怖症の僕は、ここがガラスで外が見えるエレベーターだということを知っている。
普段も乗らないし、
ましてやこの状況で何かあって閉じ込められるなんてことになったらすべての予定も台無しだ。

たとえ4階でも今の俺ならと階段を選択。
ふふふ。気分は小さなジャックバウワーといったところだ。

ここでも慌てず、PC関連に詳しそうな店員さんを見極めてから話しかける。
そうしないとたらい回しにされることもしばしばあるからね。

僕の偏見に満ちた目利きで見つけた店員さんに
「HDDを取り出して外付けにしたいんですけど?」と聞くと、
速攻で「あ、裸族シリーズですね!」

「さ…さすがや。俺。ついてる!」

さらに店員さん、
「3.5インチのシリアルATAなら、置き型とインナーケースと2種類ありますよ」と。
出来る人だ。

確かにもし生きているなら、しばらく使うだろうと思いケースの方がうれしいと思っていたので、
「ケースにします」というと、
「PC分解系慣れていますか?」と聞かれ、
「ある程度は。( ゚_ゝ゚)ノ」と完全なハッタリをかましておいたw。

何しろ僕に悩んでいる時間はないのだから。

そして、購入後ダッシュでリンゴ屋さんへ。
20時40分ジャストに神々の住むアップルストア渋谷へ再び到着。

ブライアン(神)は接客中だったがアイコンタクトをかわし、他のスタッフ(天使たち)へ。

もちろん準備万端だ。
ジーニアスの込み具合は尋常ではないから嫌いな人も多いだろうけど、こういう連携はまさにアップルだ。

神と最後に握手を交わし、どでかいiMacを目の間に止めたタクシーへ積み込み、
初めてMacを買ったような気恥ずかしさを胸に、意気揚々と乗り込む。

タクシーに乗ると、早速
「買ったんですね。ニヤリヽ(・∀・)ノ
絶対追突されないようにしますね。」

「…。それ、Mac関係なくてもお願いします ̄Д ̄」
縁起でもない話は今特にいらないので、割愛しつつ、無事に帰宅。ふぅ。

さてと、
結局のところ準備は整ったが、何にも解決していない午後9時。

この日は朝から珈琲しか飲んでいなかったので、
タクシーに寄ってもらったコンビニで買ったパンをほおばりながら思考する。

「 一体 何からやるべきか… 」

出来ることを同時にやろう。
どうせ色々時間がかかる。
アイコンはくるくる回り、ウェイティングバーは予測時間を遥かに超えるだろう。

まずは買ったばかりのiMac 27inc

IMG_3140

普段ならここで新しいMacとの出会いを充分に楽しむところだが、当然そんな感慨に耽っている余裕は無い。

さくっと取り出し、古いマックをどかして神棚の定位置へ。

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よーし、今に限っては本田の活躍するACミランなストライプより、
インテルミラノばりの久々の青系の画面に安堵しつつ、設定アシスタントを順調にこなす。

途中、タイムカプセルからデータを移行しますか?という質問には、もちろんイエスと答えるが、
ここで絶対にやってはならないとブライアン(神様)に言われたことがある。

「音楽アプリを移行アシスタントで戻すのはやめたほうがいいよっっ!」

そう!その通り。僕は以前のクラッシュ時、これをやってしまい、結局初期化するはめになった経験がある。

様々な外部機器と同期し、多くのライブラリを必要としながら進める音楽ソフトは新旧のデータが入り交じり、
原因不明のソフトクラッシュが多発するのだ。

本来ならこの移行で簡単にアプリ自体は移せるのだが、ここは我慢だ。

今後のことも考えればリフレッシュしたMacちゃんと懇親を深めるのが得策。

なので、アプリケーションを華麗にスルーし、
書類とデータ、メールや設定などだけを移行。

すると、さすがの2014年Macちゃん、以前ならそれでも1時間はかかろうかというところ、
みるみるバーをすすめ、あっという間に設定完了!

これには驚いた。30分も経ってない。

まずはメールを立ち上げると、まさにあの悪夢のストライプを見た10分前のメールさえ残っている。
さすがに書いている途中だった納品メールは無かったが、そんなことはどうでもいい。

すばらしいよ。
すばらしすぎるタイムカプセル!

やっぱり21世紀にはドラエモンが居て、道路は空中に透明の筒状カプセルになっている。
と思っていた40代の心をがっちりつかむ。

以前は気づくとクルクルしていた外付けHDDへのバックアップに舌打ちをしたこともあったが、
まさに備えあれば憂いなし。こんなときのために常に危機感を持ってくれていたんだね。ラブすぎる。

だが僕はアプリケーションを何も入れてない。
まずはデフォルトで入っているメールやsafariを確認。

数年前ならここでも大きくつまづくネット開通も何の問題も無く、メールもさくっと受信できた。

ふと横のDockを見ると、ほとんどすべてのアプリケーションが透明な『?』マークになっている。
さすがにこれを見ると心が折れそうだ。。。Σ(@д@;)

そこでソフトウェア・アップデートを経由して、App Storeを立ち上げる。

すると、
今まで買ったAppleの純正アプリはすでに「ダウンロード出来ます」って書いてある!!!

おぉぉ、そうだ!
僕のメインDAWはApple純正のLogicなのだ!
わーい!Logicさえあれば、きっとなんとかなるっっ。

早速、全部ダウンロード。
自動でがんがんインストールしてくれてるぅ〜♪

もうこういうのほんとうれしい。iWorksやZipperなど細かなものも最新版で元通り。
やったね。

Firefoxや音楽機材のドライバなど重要で軽いものだけ手動でダウンロードを平行作業。

気持ちいいくらい大量にインストールしてから、
まとめて再起動を繰り返すと、概ね認識してくれた。

ヨシ!!!と錦織圭ばりの小さなガッツポーズで2セット先取し、
音楽制作の要とも言えるオーディオインタフェースを繋ごうかなぁと思ったら、
いつも繋いでるFirewireが無い。。。。ひとつも無い。。。。。。800どころか400すらない。

うぉっっ、まぢか!Σ(@д@;)
CDだけじゃなく、Firewireも見切ったか!アップルめぇーーー。いや、アップル様めぇーーー。

いいよいいよ。ここまで来たらついていくさ。

僕の使うオーディオインターフェイスはRMEのUCXという機種。
音質もさることながら、エラーも少なく、出来る子として有名なだけあって、USBでも使えるのさ。ふふふ。

早速、プリンターのUSBを拝借して、繋ぐ。
USBのバス電源では作動しないらしく、使ったことが無いけどアダプタを引っ張りだしてつなげてみる。

…。認識しない。何度目かの舌打ちをしたが、
そうか!ドライバ入れないとね。

ドライバをネットで探してダウンロード。

キターーーヽ(*´∀`*)ノふぅ。

やることが多すぎて、そんな当たり前のことで感動してしまうわ。

よし、音出る!Logic立ち上がる!外付け繋いでサンプルや音源も元気!
超希望あり。すっごい眠いけど。

ここまで来たら、あとはやることは一つだぜ。
あの壊れた愛すべきMacちゃんの中に眠る秘宝を求めていざ解体!

こんな時、常に僕の傍らにいてくれたMacbook Proで検索。
ふむふむ。
ふむふむ。

 

「むっっずっ…Σ( ̄ ̄ ̄Д ̄ ̄ ̄lll)」

 

え!?
俺、大丈夫かな。

世の中のスーパーな方たちはHDDの交換という取り出すより数倍のリスクをいつも簡単にやっているようだ。

iMac 2009 Late 分解 修理 ハードディスクをSSDに交換


http://d.hatena.ne.jp/As_hsp/20120725/1343236449

思ったよりハードルは高そうだけど、
やってやれないことは無い。

しかも、なんといったって、僕は取り出すだけだ。
iMacが壊れたって、戻すHDDが無い以上仕方ない。

そうだそうだ!やってみよう。

ということで、キッチンからスポンジなどを置くためのラックから吸盤を拝借。

取っ手が無いので最初はまったく動かなかったけど、
吸盤を中央に寄せたら、いとも簡単にガラス面がとれた。

おぉぉぉ。思ったよりしっかりしてるし、プラスチックじゃないかなぁ?
踏んだりしなければ、割れるような心配はない。

次に液晶モニターだけど、
これを外すドライバーが少し特殊だ。
プラスやマイナスではなく、トルクスドライバーという名前で、サイズがT8というのが必要なようだ。

長年生きていると本当に様々な困難に打ち当たるので、
うちにはかなりの数のドライバーやらネジが存在している。
その中からいくつかそれっぽいのを試してみると、スポっと入るやつがあった。
トルクスドライバーというのか!?これは。
六角形のただの細い棒状のものだ。
たぶん、トルクスドライバーは六画星というか星のようなそれぞれの角が凹んでいるものなんだろうけど、
まぁ、入ったからいいか。

元に戻すことをあまり意識せず、
とにかく参考サイトの見よう見まねで外しまくる。

8個のネジを外し、いざモニターを持ち上げると、
思ったよりも重く、思ったより分厚い。

まるで、皮だけ剝こうと思ったフルーツの実まで全部とれちゃったような感覚。

これあってるか?なんか全部抜こうとしてないか?と思ったけど、
隙間から覗くと、確かに参考サイトの写真と同じ、4本のケーブルがつながっている。
どうやら全部、本体側のケーブルが抜けるようだと直感して、(直す気ないから、この頃には色々強引になってたw)

ここものすごく固いです。固いけど、スライドして抜くと、気持ちいいほどスポっと抜ける。

IMG_3133

よーし、まさにMacを三枚におろしたぞーーーーーーヽ(*´∀`*)ノ

IMG_3134

 

そして、ついに、ついに秘宝をゲット!!!!!

頼むっっっ、生きててくれ。
速攻で仕事を始めるという予定はとっくに過ぎている。
時間は午前1時をまわった頃だ。

実は苦労と勇気の分だけ、すでにこのHDDにかなり期待してしまっている。
今になってビックカメラの4階まで階段で行ってしまったことさえダメージと化している。。。
なぜか指は傷だらけだし、ここまで来たら泣き言は無しだ。

ハードディスクをケースに入れる。

すっぽり。アダプタを差し、

電源を入れる。

「うぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜ん」

うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお、超いい音してるぅーーーーーーーー。

 

今なら無人島にHDDの回転音だけのCDを持っていくって答えちゃうぅぅぅぅぅーーーーーーー。

 

そうだよ。ここまでがんばった俺にオチなんていらねーんだよ。

まぁ、待て。
ここで慌てて繋いで、不具合でもあったらただのバカだ。
付属品をチェックして、ドライバが必要かな?と思ってケースの中にあるCDに目が止まる。

( ゚д゚)

おいおい待てよ。
なんだよこのCDのサイズ。
懐かしさで入れてんじゃねーよ。

CDシングルサイズじゃねーかよっっ。

IMG_3142

誰が懐かしいアダプタ持ってるんだよ ( ゚д゚)

いいよ。Macをなめちゃいけない。
きっとドライバ無しでも認識してくれるさ。

さぁ、いくよ!

USBにて新しいマックちゃんと合体。

がったぁーーーーーーーーい。
がったぁーーーーーーーーい。
がったぁーーーーーーーーい。
がったぁーーーーーーーーい。

右下に見えるアイコンがキラ〜〜〜〜〜ン!

IMG_3136

どやっ!!!!

ついでに、右側にあった『?』マークが全部なくなり、アプリのアイコンが全部もとどぉ〜〜〜〜〜リ。

生きてたーーーーーーーーー。
俺も生きてるーぅぅぅうぅぅぅぅぅううううぅぅぅぅぅうううぅ(泪)

午前三時です。

俺はやった。

ふぅ。


zzzzz。

(((((( ;゚Д゚)))))

ん。外明るい?

ね…寝た?

ネタ?

午前10時。

いろいろ、完。

自伝

昨日無事に[ Breath in Silence ]をリリース出来、
ホッとしたのもつかの間。

作品を出すと当然結果も出てしまうという怖さがある。
良い意見もあれば、悪い意見もあるのは当たり前だ。

それは当然受け入れるとして、
先日、大切な友人から城さんの自伝を出しませんか?というお話をいただいた。

まだ何も成し遂げていないのに、自伝とはお笑い様だと思いつつ、
その友人は本を出す事それ自体を事業にしようとがんばっているので、
大して考えもせず、協力することにした。

自分の生まれ育った環境から子供時代、そして青春時代から自立し、
音楽家になるに至る経緯をつらつらと話してみた。

それでも話せる事、話せない事もある。
自分で言うのもなんだけど、それなりにドラマチックなことが多く、
事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだなと思う。

それから数日。

記事の草案を見た時に、僕が感じたのはまぎれもなく恐怖だった。

僕に人を傷つける気がなくても、
若い頃は現状に対する不満や比較、コンプレックスなんかを糧に成長したり、挫折したりする。

でもそれを
もし家族が見たらどう思うだろう?
古い友人や昔付き合っていた人が見たらどう思うだろう?
僕を全く知らない人が見るのと、そうで無い人が見るのは全然違う。

ましてや僕は音楽家という性質上、
内面的な部分での出来事が大きな成長要素としてある。

嬉しい事も楽しい事も、傷ついた事も悲しい事も、すべて音楽に変換してきて、
人生が深くなるにつれ、音楽もより表情豊かになっていった。

それらの過去を書かずして、今の自分の音楽を語る事は出来ない。

そんなことを想いながら、
読み終えた草案に、僕の答えは「表に出してはいけない」という答えだった。

そもそもそのために音楽を世の中に出しているというのに、
活字にしてしまってどうする?

だったら歌詞のある歌を出せばいい。
歌の無い音楽を出すという事は、聞く人が自分の人生経験や環境にリンクしやすいからではないか。

僕は音楽を、ある限られたイメージで伝えないようにしている。
数少ない情報として、ジャケットとアルバムタイトルと曲名だけを綿密に考えて、
リスナーが自由にイメージ出来る事が理想的だ。

自分が軽々しく受けてしまったことへの罪悪感と、
友人の努力と事業へのご迷惑を考えても、
やはりこれを一般的にアウトプットするわけにはいかなかったのです。

記事はとてもよく出来ていて、文字を起こすだけでも大変だったと容易に想像出来るだけに、
本当に申し訳ない気持ちで一杯。

生きているうちに自伝や暴露本を出す人の気が知れないと改めて思いました。

それよりも何よりも、
まずは自分自身が何かを成し遂げ、
誰かが語り継いでも、それが気持ちの良いものである人生を、今後歩まねばならない。

人の生きる道。
それが全ての人にあり、人の数だけ物語があるという凄さを改めて想う。

そんな出来事でした。

関係者の皆様に心からの感謝と謝罪を。

再び。

ここだけに書いちゃおう。
凄く凄く大きなことなのに、なんだか心にしまっておくなんて精神衛生上よくない。

6年間一緒にやっていたno.9 orchestraのメンバー、
ピアノのレンコンが7月20日のライブをもって脱退してしまうことになりました。

本人も色々考えた末のことだろうし、
確かにリリース直後というタイミングの悪さもあっただろうけど、
俺は納得してるんだよね。

本人の口から出る理由が全てだとは思わないし、
本当に多くのことをやってのけてくれたことに絶大なる感謝をしてる。

うちのピアノを担当するのはさぞや大変だったと思う。

せっかくのお休みに週末の朝早い練習があり、
覚えることは山ほどあり、
ミスの許されない緊張感のある毎回のライブのために日々努力しなきゃならない。

よく考えなくても分かるよ。
「なんでこんなことやってんだ?」って。

自慢じゃないけど、no.9 orchestraは全くお金にならない。全くだよw。

あるのはあの一瞬の輝きのみだ。

ただ、あの一瞬の輝きは他に変えがたい本当に素晴らしいものなんだ。

そして、あの一瞬を共有したメンバーとの連帯感というのか、一体感というのか、
俺たちは繋がっているって実感する。どうしようもないくらいハグしたくなるんだよね。

だけどさ、ほんのささいな「慣れ」とか「怠慢」とかがどこかに入ると、
その連続するライブはメンバーにとって、
ただ大変なものになってしまう。

だから、僕は、
きっともっと魅せてあげるべきだったと思ってる。

辞めていった今までのメンバーのほとんど全員の
「no.9 orchestraを脱退します」っていう言葉が蓄積されてる。
全く慣れることがないその言葉を、出来るなら聞きたくない。

でも、仲良しこよしで居られないしなぁ。
それぞれの人生を歩むとき、辞めるという選択肢が最後の方になるようにしたい。

感謝してるよ。
ほんとはね。

だから、さらっとなんて終われないよ。
ほんとはそういうもんじゃないだろ。

だいたいそう、去る奴はさらっとしたがる。
残る方は去る人を想いやるのがルールみたいになってる。

でもさ、いつだって残る方が本当はつらいんじゃないかな。
だって、それは自分で決めたことなんだから。

夜中のBlogってエモくて好き。

ちっ。

記事じゃなくて音楽にすれば良かったw。

あ、ということで、7月20日のライブをもって、
しばらくライブは出来ませんm(_ _)m

申し訳ない。。。。。。

P1030976

3.11

あれから3年が経ちました。

あの時、愚かな事に、
僕はほんと怖くて、どうにかなりそうだった。

きっと多くの人がもっと怖かったのに。

数日が経って、
多くの音楽仲間から「何かしましょう」とか、「何か出来ないか?」とか、
みんなすごくポジティブだったのを覚えてる。

そして、そう言ってもらえる事が力になったことを覚えている。

募金やボランティアをしても一向に無力感から逃れることは出来ず、
音楽を創り始めようかと思った時、
一音も出せなかった事を覚えている。

そんな時に誰よりも早くクラムボンのmitoさんがギターを弾いた。

無音だった自分の心に音が鳴った気がした。

そうか、僕はギターを弾けばいいんだ。
猛烈に練習したことを僕は覚えている。

この日を忘れる事はない。

Steve Reich 2012 [ DRUMMING ]

すっかり忘れていました。
僕がどれだけライヒに影響を受けたか…。

今回も友人のwatoのチケットが余ったということで行けることになったライヒのコンサート。

まさか、こんなにも素晴らしく、こんなにも深いとは。

ということで、行ってきました。Steve Reich コンサート 2012 [ DRUMMING ]

ライヒの音楽にはいくつかの系譜があるが、
今回はまさにライヒらしいミニマルな打楽器(打撃系のマリンバやグロッケンシュピールも含む)による構築系アンサンブル。

まぁ、そう難しく言うと一瞬気が引けるけど、
そんなことはありません。

理論上はとても複雑でも、彼の音楽はとても分かりやすく、
実際に聞いているとその経過の美しさに進化を感じます。

さらに、しっかりと音楽的な展開から、明確に盛り上がり、いわゆる美しい調和を見せてくれるのです。

だからきっとライヒはテクノやDJなどデジタル世代の音楽好きにも愛されるのでしょう。
当日の会場には若い子を含め、知り合いも多く、注目度の高さが伺えました。

彼の音楽の特徴として重要なのは『繰り返すこと』
ただし、繰り返すたびに「ほんの少しの変化」を加えます。

ある一つの主題(テーマやメロディ)を第一奏者が繰り返し、
同じものを一拍以上ずらして演奏をする。輪唱やカノンと言われる手法だが、
これが第三奏者、第四奏者と重なり合うことで複雑なメロディやリズムが形成されて行く。

さらにそれはとても数学的で、建築物のように徐々に構築されて行き、
聞いている側は、その構築を明確に垣間みることが出来、さらにその経過も美しい。

最終演目であり、今回のメインである『ドラミング』はそれが約1時間続く。
混沌に行きかけては秩序を覚え、秩序は変化により進化する、そしてそれらを繰り返すが、
同じことは二度とおこらない。

中でも感動したのはマリンバの音色だ。

今回の会場となったタケミツ・メモリアル・コンサートホールは形状の美しさは言うまでもなく、
この響きが素晴らしかった。

まぁ、僕は言う程『音の質』に耳が良い訳ではないけどねw

重なり合うマリンバの音色はぶつかり合い、倍音を増長させて行く。
その倍音は弾いてもいないメロディーを会場中に鳴り響かせる。
さらにそのメロディーを美しい声がなぞるんだけど、
その瞬間の美しさと言ったら、比べるものが無いほどだ。

なんとこの [ DRUMMING ]の初演は1971年。
40年以上も前にこの演奏がされているのだからさらに驚く。
会場はニューヨーク近代美術館。

美術館に所蔵したくなる程美しい。
これぞ、音楽が芸術であるという当たり前のことを思い出させてくれる。

僕は聞く音楽も好きだ。
だけど、本当は考える音楽が好きなんだ。
いや、音楽について考えることが好きなのか。

まぁ、どっちでもいいけど、
心からの刺激を与えてくれたSteve Reichという音楽家を僕はこれからも尊敬する。

僕とゆうじの後ろに本物のSteve Reichは鎮座し、
どのお客さんのスタンディングオベーションよりも前に、彼は席を立ち、演奏者に惜しみない拍手を送っていたのが、
印象的だったな。

なにしろ、演奏者たちは僕なんかよりも彼を尊敬し、
聞いているよりも数倍難しい演奏を、過去の演奏と比較されながらやらねばならない。

しかし、きっと過去最高の演奏をしたのだろう。

これだけの感動を与えたのだから。

誘ってくれたwato、本当にありがとう。

やはり音楽は素晴らしく、何事にも代え難い。

Paniyolo / Christmas Album

スタジオを創ってからというもの、仕事や作曲以外ではあまりPCの前に居ないのでBlogというものを書かなくなってしまってる。
完全に言い訳w。

でも書くたびに思い出す。

書くという行為は自分を整理するためにとても大切な行為なんだな。
珈琲を淹れるのと、Blogを書くということは同じ様な気分だ。

最近(今更?)samallyにハマっていますw。
http://sumally.com/

松浦弥太郎さんの文章がとにかく好きで、何度読んでも心に気持ちがいい『日々の100
その続編『続・日々の100』を毎晩読んでいる頃、毎日何か良いものと出会うことが楽しみだった。

そんな気分でsamallyを見ています。

『いいもの』

心を豊かにしてくれるもの。
当たり前の日々にほんの少し特別な時間を提供してくれるもの。

まさにそんなアルバムがSCHOLEからリリースされました。

Paniyolo / Christmas Album

http://schole.shop-pro.jp/?pid=49652953

どうですか!?
外が寒くても心は温かくなっちゃうでしょ!

理想では外には雪が降っていて、
薪ストーブの上にやかんをのせて湯気を立ち上らせながら、膝にはあたたかな毛布を置いて、
これを聞きながらウトウトできたなら…さ…最高。

そんな『いいもの』なんです。

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SCHOLE 冬のリリースはこれまでに『I’m home(2009)』、『ひとてま(2012)』の2作品をリリースしているギター弾き、Paniyoloのクリスマスカバーアルバム。
冬の大定番の今作、Paniyoloの温もり溢れるギターの音色がシンプルで心地よいギターアンサンブルとなって、大切な空間にそっと灯りをともします。
過去のSCHOLE作品で数多くのギター演奏を担当してきたPaniyoloですが、リミキサーとして参加したFlica、ghost and tapeの作品では他楽曲へ自らの色を溶け込ませるセンスの良さと、そのアレンジ力が好評を博し、日本の童謡楽曲など、これまで様々なカバー楽曲を披露してきました。
前作『ひとてま』で確立したPaniyoloの定番スタイルとも言うべき、素朴でささやかにつま弾かれるギター演奏で「レット・イット・スノウ」、「サンタが町にやってくる」、「ジングルベル」、「赤鼻のトナカイ」などの親しみやすい楽曲を、ゆっくりと静かに奏でていきます。
アートワークは絵描きと音楽家の2つの顔を持ち、自身もSCHOLEより作品をリリースしている武澤 佳徳(Yoshinori Takezawa)が担当。
メロディの美しさそのままに、シンプルに洗練されたアレンジが、落ち着いた雰囲気を演出。
そっと優しく、わくわくを届けてくれる、Paniyoloのクリスマスアルバム。

Penguin Cafe LIVE

明日はライブだというのに練習を終えた今、どうしても書きたい衝動に駆られている。

本当に良い音楽を聴いた。
2012年10月6日。

Penguin cafe LIVE @ 六本木ヒルズ アリーナ

心地よい秋の気候とビルの狭間という東京感まるだしのその空間は、
僕にとってこれ以上この音楽を聴くのにふさわしい場所は無いと思えるほど異様な程マッチしていた。

Penguin cafeの前にSalyu×Salyuのライブがあったのだけど、
それはここでは省かせてもらいます。

何しろ僕にとってのPenguin cafeは当然Penguin cafe orchestraの時代より特別な音楽なのである。

Penguin cafe orchestraは1976年ブライアン・イーノのレーベルからリリースしている。
もちろん、そんなことはあとになって知るのだが、
僕が彼らの音楽に出会ったのは [ TALK RADIO ]という正直内容など全く覚えてもいない映画を見終わったあとのエンディングに、
彼らの音楽「Telephone And Rubber Band」という電話の音をサンプリングしてリズムループした曲が流れて来たときだった。

たしか当時の僕はサンプリングは知っていたけど、
その良さをよく分かっていない頃だった。
だから電話の音が最高にかっこいい音楽に聞こえたあの時の衝撃は忘れられない。

この曲に出会い、僕は本格的にサンプリングを始めた。
僕の音楽は始まった。

慌ててPenguin cafe orchestraを買い漁ったのは言うまでもないが、
それがまた驚いたことに、僕の知っている前出の曲とCDに入っているPenguin cafe orchestraの曲はまた全然違うものだった。

室内楽とも民族音楽とも前衛音楽とも言える、
素朴なのに深く綿密なネオクラシックのような世界がそこには在った。

Penguin cafe orchestraの音楽は僕に常に新しい世界を見せてくれる。
音楽の楽しさも、綿密な知性も、豊かな表現も、そして、調和を教えてくれる。

2002年、僕らが開催していた野外イベント『蟲の響』で僕はテーマ曲のごとく、彼らの曲 [ Perpetuum mobile ]を流した。
今では最も思い出のある曲となっている。
僕が野外でDJをするのも、きっとこの曲に出会ったからなんだろう。

1997年、Penguin cafe orchestraのリーダー格であるサイモン・ジェフスが亡くなり、
その音楽はついえたと思ったのだが、
息子であるアーサー・ジェフスがPenguin cafeとして再結成し、本日の来日となったのだ。

2011年にPenguin cafeとしての初アルバムをリリース。
正直、期待をしていなかったのだけど(すみません!)、
これがこれがなんとも父の音楽を踏襲しつつも、新しい感性と混じり合ってとても素晴らしい作品なのです。

恐ろしく長い前書きを書いたところで、ひとしきりの衝動が収まってしまったのだけどw、
今回の公演では今書いた僕との歴史の全ての曲を彼らは再演してくれたのです!

Perpetuum mobileも、
衝撃の電話音からTelephone And Rubber Bandまでも!!!
しかも9人程の大編成で。大編成と言っても、ギターやウクレレのような小さなギターや、バイオリン、ビオラ、ダブルベース、パーカッション、ドラム、そしてピアノ。オルガンやギターに持ち直したり、笛を吹いたりと曲によって構成は変わっていたけど、
原曲の音色をそのままに、生で演奏するからとても心地よい。

何しろ、本人たちがとっ〜〜〜〜っても楽しそうだ。
見ているこっちまで楽しくなる。

父の曲を息子が演る。
息子は父よりも若い感性で何ともざっくりと演奏するんだけど、
僕はそれがとても新鮮で気持ちよかった。

秋の夕暮れと共に、
その調和のとれた音楽は僕の心を打ち抜いた。

ありがとう。

今日の音楽は糧として、
僕は明日自分の演奏に込めてみよう。

本当に明日が楽しみだ。

http://www.penguincafe.com/

家を創る。vol.02

最近実家に置いてあったレコードプレーヤーを送ってもらい、
久々に古いレコードを片っ端から聞いています。

当時は毎日レコード屋に通い、
ジャズやロックの掘り出し物レコードを見つけることが生き甲斐だったので、
すべてのジャケットに思い出が詰まっています。

特にジャズはほんと良く聞いた。
なんであんなに惹かれたのか今では分からないけど、
コルトレーンやセロニアスモンク、エリックドルフィーと前衛のアーティストを毎日聞いていた。

レコードを聴くようになってさらに音の響きが気になって、
スタジオの防音に興味がわいて、
友人のヒデさんに相談して、色々アイデアをいただき窓を完全に防音。

おかげで室内の音はとてもタイトになり、
定位も低音もしっかりと認識出来ます。

こういうことをしっかりやるって大切なんだなと改めて知った。うん。

ずっと開けっ放しだったスタジオの扉もフローリング同様に沖倉製材所の沖倉さんに依頼して、
オリジナルの扉を創ってもらいましたっ♪
Small Wood Tokyo
http://www.smallwood.jp/

これが素敵すぎる。

フローリングに合わせて、スタジオ側はヒノキ、ミーティングルーム側は杉と分けてくださったんです。

色も香りも部屋ごとに違います。
もし家のフローリングやリノベーションを考えている人が居ればご紹介しますよ〜。

ちなみにスタジオ側はこんな感じ。

そうそう、この前、余ったフローリング材で納戸の扉を自分で創ってみました。
これが我ながら上出来w。

元々この家の所有者が手作り工房のようなものをやっていたらしく、
入り口もカフェのような作りに。。。

あ、ちゃんと音楽も創っているので、
次こそは音楽の話を書こうかなぁ…。。。。

あ、ちなみに来週の金曜の夜DJします。
詳細はこちら!http://fairground-web.com/topics/post3586/

2012.9.7(Fri)
hungmade vol.10 @ DJ BAR KOARA (渋谷)
Open | 21:00 ~ all night

ENTRANCE FREE!

– Guest DJ –
no.9
RYOTA TORIIGAHARA
BAV
RYO

– DJ –
T.B.Brothers
RYUHEI ISHII
Takashi
Yop

Macのばかーーー( ̄ε ̄;)

いやもうえらい目にあってますw。

ゴールデンウィーク前半は金沢へ行って、美味しいお寿司や海鮮をいただき、
とっても素晴らしい2日間だったんですが、
帰ってきたら風邪をひいてしまったうえに、
ゴールデンウィーク空けに納品の仕事も始まってしまったのです。

 

まぁ、ここまではいいんだけど、
熱と仕事を平行していたら、最近どうもモタモタする愛すべきmacちゃんに不満を感じて、
ポチっとiMac 27incを購入w。メモリも最大の16Gにして最強ですよ。

これでフルオケにして、wavesバキバキにかけても大丈夫!とね。

凄い時代で早くも昨日iMacちゃん到着♪

仕事を後目に、さっそく移行作業をしてみると3時間程度で完了!

 

よしと機材を全部付け替えて、
新しい相棒の前に鎮座。

 

ふむふむ、モニターデカイねぇ〜。うんうん。いいねいいね。( ̄ー+ ̄)

 

そうか!OS 10.7 LIONだね。ふむふむ。
メール見にくいね。でも、いいよね( ̄ー+ ̄)

 

iCloudでバックアップも完全だね。うんうん、いいよ〜( ̄ー+ ̄)

だんだんウキウキしたのもつかのま。。。

 

 

まず、adobeとかmacromedia系が全滅してる。
イラレとかフォトショップとかweb系のFlashとかドリームウィーバーとかとか。。。

まぁ、こっちはプロじゃないからしょうがないか。
no.9のサイトはとうぶん更新できないけど(涙)

 

いやぁ、Appleは過去に捕われないよね。(悪い意味でw)

 

よし、気を取り直して、
音楽系いくか。

まずはメインとなるLogic。
これはね、大丈夫ですよ。(そのはず)

だってApple社製なんだから。(そのはず)

早速起動。

 

一回目、クラッシュ( ̄ー ̄)ノ∠※

二回目、音源が見つかりません。。。。。。( ̄ε ̄)

三回目、音源スルーして強引に起動 (* ̄_J ̄)

 

おいおい、

ぜっっっっんぜん、使えねーし( ̄ロ ̄;)
おいっ、俺の曲が全然立ち上がらないじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁーーー(ノ_・、)

ギターとか、ピアノとか、全然コピーされてないし、
ややこしいことにコピーされてるのもあるし。。。なにこれ!?

この時点で汗びっちょりですよ。

Appleが過去を捨てるのは勝手だけど、俺の過去まで捨てるなよっっっ(†∩†)ゔぅ…泣ける

 

いや!これで投げ打っては俺は時代に取り残されてしまう。
冷静になれ、

そうだ。

冷静になれば必ず解決策があるはず。

 

 

まずは古いマックに機材を全部戻して、新しいマックを電源だけ繋ぎ、
両方起動。

すべてのフォルダの中身をコマンド i で見まくる。

足りないファイルを片っ端から手動でコピーコピーコピーーーーー。

 

…。

夜が明けたよ。

再度、気を取り直してLogicを起動。
いくつかの音源の復活を見届けて、これまたメイン音源でもあるNIのKOMPLETEを起動。

すると。。。。。

「アクティベートしてください」の文字が。
アクティベートとは買ったことを証明するロック解除です。

これがまたメーカーごとに違ってややこしいんだなぁ。なんとかしろよ21世紀。

そもそも俺のmacにはソフトを使うためのドングル(USBキー)が5つも刺さってる。
もはやどのアプリ用のドングルかわからんっ(涙)

この時点でもう疲れ果てていたので、
サポートセンターにメールで問い合わせ。(イヤミ入り)

 

そんな時、後ろから…ポタっ…ポタっと情緒ある音が。。。

 

雨漏り。Σ ( ̄□ ̄;二カ所。

The 踏んだり蹴ったり。

 

 

いやもう無理と思って、
古いマックで仕事をしようと元の位置に戻そうと思ったその時!

ギクっ。。。。。

あ、終わった。

ぎっくり腰。

もう寝るね。

 

 

 

(ノ`□´)ノ彡┷━┷

やったー金沢へ。o(>▽<o)(o>▽<)o

もういっかい。
やったーo(>▽<o)(o>▽<)o

急遽、友達が行く金沢に一緒に行けることになったー♪
弾丸日程だけども。

こう何度も人生の中で、金沢という素敵な街に行けることになるとは。
しかもグルメ王と行くので、今回はお寿司かなぁ…ε- (´ー`*)

金沢のみんなに逢えるかなぁ。。。

昨日はsonar@ageHaに行って、
いろいろな音楽を聴いて、中でもやっぱりCinematic orchestraは素晴らしくて、
なんだか多くのものを吸収した日で。

とにかく気持ちが充実しているから、
5月11日のライブは絶対の自信を持ってるよ。

それに最近、あるアーティストと共同制作している曲が、
すっごく良いっ♪

やっぱり春はいいことが一杯だ。

早く週末にならないかなぁ〜(〜 ̄▽ ̄)〜